「製造業って実際どうなの?」「未経験でも転職できる?」「給料や働き方は実際どうなんだろう?」
製造業への就職・転職を検討されている方の多くが、こうした疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。
本記事では、製造業の経営者であり、転職エージェントも手がける私が、現場のリアルを交えながら、製造業の魅力や注意点について詳しくお伝えします。
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ぶっちゃけ製造業に就職・転職はおすすめ?
結論から言えば、人によります。
製造業は、すべての人にとって最適な選択肢とは限りません。
とはいえ、明確に向いているタイプが存在するのも事実です。
製造業(メーカー)はどんな人に向いている?(工場での仕事を想定)
製造業、特に工場での仕事に向いているのは、 「モノづくりに対する関心や適性を、本能的に持っている人」 です。
具体的には、以下のようなタイプが挙げられます。
- 何かを作り上げることが好き
- 仕組みを考えたり、改善したりすることに興味がある
- 一つのことを突き詰めるのが得意
こうしたモノづくりに対する情熱や強みがある人にとって、製造業は非常に“あり”な選択肢と言えるでしょう。
一方で、「特に興味はないけれど安定していそうだから」といった理由で選ぶのは、あまりおすすめできません。
自分の興味や性格、強みと照らし合わせて判断することが、長く働き続けるうえでとても重要です。
製造業で活躍する人の特徴は「良い意味でのオタク気質」
製造業、とくに工場での現場作業において活躍している人には、ある共通点が見られます。
それは、「良い意味でオタク気質であること」です。
「オタク=プロフェッショナル」だと考えると、納得できるかもしれません。
一つの物事に深く没頭し、細部まで掘り下げていける人こそが、製造業で成功しやすいのです。
アニメや漫画に限らず、どんな分野でも深い知識や強いこだわりを持っている人は、その探求心を仕事に活かせる可能性が高いと言えるでしょう。
一方で、営業職のように「外に出てお客様と話しながら仕事を取ってくる」といったサイクルが好きな人にとっては、工場内で黙々とモノづくりに取り組むスタイルは、あまり向いていないかもしれません。
そのため、製造業に向いているかどうかは、自分の仕事スタイルとの適性を見極めることが重要です。
それでも、「自分で考えたアイデアを形にし、世の中にないものを作りたい」という強い想いがある人にとっては、製造業は無限の可能性を秘めた魅力的なフィールドであることは間違いありません。
製造業(メーカー)で働く・就職するメリットは?魅力ややりがい
製造業に携わることには、多くの魅力があります。ここでは、実際に現場で働く立場から見た、主なメリットを3つ挙げます。
製造業で働くメリット1:世の中にないものを作れる・形にできる
製造業の大きな特徴のひとつは、「一品一様」のものづくりが可能であるという点です。(※一品一様に関してはBRICSにおける話)
既存の製品の改良にとどまらず、ゼロから設計し、プログラムを組み、誰も見たことのないものを形にすることができます。
自らの創造性を活かし、“世の中にまだ存在しない価値”を生み出すことができる点に、他の業種にはない醍醐味があります。
製造業で働くメリット2:社会への貢献を実感しやすい
製造業では、自分が手掛けた製品や部品が、目に見えるかたちで社会に貢献していく場面が多くあります。
「この製品は自分が関わらなければ世の中に出なかった」と感じられるような、責任感とやりがいを直接的に得られる職種です。
特に現場レベルでの役割が大きい製造業では、日々の仕事が社会を支えているという実感を持ちやすい点も魅力の一つです。
製造業で働くメリット3:未来の技術に携われる可能性がある
ベンチャー企業であるBRICSでは、自動車や産業機器などの枠を超え、防衛産業、航空宇宙分野などの次世代領域への挑戦も視野に入れています。
これからの製造業は、単なる生産の現場ではなく、未来の技術革新をリードする立場としての可能性を秘めています。
こうした先端分野に携わるチャンスがある点も、製造業に就職・転職する大きなメリットです。
製造業(メーカー)で働くデメリットやきついことは?
製造業には大きなやりがいや魅力がある一方で、現場ならではの課題や大変さも存在します。ここでは、実際に現場を運営してきた立場から見た、製造業における主な負担や注意点を整理します。
製造業で働くデメリット1:納期に追われるプレッシャーがある
製造業の仕事は、納期を守ることが最優先される傾向があります。
「納期ありき」でスケジュールが組まれるため、計画通りに工程を進める力が求められます。
万が一トラブルが発生した場合には、限られた時間の中で調整を行わなければならず、プレッシャーを感じる場面もあります。
製造業で働くデメリット2:繁閑の差が大きい
業務量には時期によって大きな波があるのも、製造業の特徴の一つです。
特に年度末(3月)や納品期限が集中するタイミングでは、案件が立て込み、残業が必要になる場合もあります。
なお、当社(BRICS)においては、創業初期には多くの負荷がかかる状況もありましたが、現在では業務の最適化が進み、深夜残業などは発生しにくい体制が整いつつあります。
製造業で働くデメリット3: 外部要因に影響されやすい
製造現場では、自社だけで完結できない要素も多く存在します。
たとえば、外注先の納期や品質、機械設備の稼働スピードやメンテナンス状況など、自分たちだけではコントロールしきれない要因に左右される場面も少なくありません。
そのため、日々の仕事には計画性と柔軟な対応力が不可欠です。
工程全体を見渡しながら、いかに効率的に進めるかが問われる仕事だと言えるでしょう。
開発や生産技術・生産管理などあるが製造業で人気の職種は?
製造業のなかでも人気が高い職種のひとつが、「開発業務」です。
新しい製品や技術をゼロから設計・開発できる点に魅力を感じる方が多く、やりがいのあるポジションとして注目されています。
ただし、開発職は「かっこいいから」という理由だけで選ぶには注意が必要です。
本当にその仕事に興味や適性があるのか、じっくりと見極めることが重要です。
ものづくりの本質に向き合い、自らの役割をしっかりと理解したうえで選ぶことで、長期的に満足感のあるキャリアにつながります。
製造業って年収はいくらもらえる?給料事情は?
給与水準については、宿泊業や飲食業などのサービス業と比較して高い傾向にあります。
営業職のように成果報酬型でインセンティブが大きく加算されるタイプとは異なり、製造業の賃金は安定性が特徴です。
とはいえ、成果が給与に反映されないというわけではありません。
たとえば「5人で行っていた作業を3人で回せるように改善した」といった業務改善の提案や工夫は、しっかりと評価される傾向にあります。
つまり、やり方次第で収入を大きく伸ばすことも可能であり、「地味に見えて、実は稼げる仕事」と言える側面もあります。
製造業の就職・転職面接で面接官が重視することとは?
製造業に限らず、転職活動において「面接」は非常に重要な場面です。
特に製造業の現場では、スキルや経験はもちろん、考え方や姿勢、会社との相性が重視される傾向があります。
僕はこれまで、数多くの求職者と面接を行ってきましたが、その中には「惜しいな」と思う方もいれば、「この人は絶対に活躍するだろう」と強く感じた方もいます。
ここでは、実際の面接を通じて見えてきた、採用・不採用を分けた志望動機の特徴について、具体的な例を交えながらお伝えしていきます。
製造業の転職面接で「即不採用にした志望理由・志望動機」とは?
これまで多くの求職者と面接してきた中で、「これはちょっと難しい」と判断し、不採用にしたケースも少なくありません。
たとえば、
「自分はいろんなことができます」と自信を見せる方がいますが、実際に掘り下げていくと、内容が曖昧だったり、具体性が乏しかったりするケースがあります。
一見するとマルチに対応できそうに見えても、本質的な理解が伴っていないと感じることがありました。
また、
「給料は◯万円以上希望します。でも残業はできません」
といったように、条件だけを一方的に伝える方も見受けられます。
もちろん希望を伝えること自体は悪くありませんが、現場の実情を理解しないままの主張には、やはり違和感を覚えます。
結果として、不採用にする人数のほうが圧倒的に多いというのが実情です。
「この人は絶対に伸びる・採用したい」と感じた志望動機とは?
一方で、面接の中で「この人は製造業に向いている」「うちで活躍できそうだ」と強く感じる方もいます。
それは、会社の事業内容やビジョンを事前にしっかり理解し、そのうえで自分のやりたいことと結びつけて話せる人です。
たとえば、
「御社が目指している◯◯という事業に共感し、自分も◯◯を実現したいと考えています」
というように、会社の方向性と自身の想いが一致していることを、自然なかたちで語れる人には、素直に好印象を持ちます。
逆に、会社の情報を調べずに漠然と質問してくる人には、
「今の時代、せめて一度はChatGPTに聞いてから来てほしい」と思うこともあります。
自己分析をきちんと行い、自分のやりたいことと企業の方向性を自ら言語化できる人は、間違いなく製造業の現場でも活躍するだろうと感じます。
製造業への転職は未経験だと難しい?
製造業への転職は、未経験からでも十分にチャレンジ可能です。
現在は理系離れの影響もあり、製造業全体で深刻な人手不足が続いています。企業側も積極的に人材を受け入れる体制を整えており、完全に売り手市場といえる状況です。
実際の現場においても、未経験で入社し活躍している社員は多数存在します。
「理系の知識がないと無理なのでは」と不安に思う方もいるかもしれませんが、基礎から丁寧に指導する体制が整っている企業も多いため、意欲さえあれば十分に成長が見込める環境です。
ものづくりに興味がある方にとって、今は非常に良いタイミングであり、挑戦しやすい分野であると言えるでしょう。
製造業への転職・就職で失敗しないために|ブラックな会社の見分け方は?
製造業への就職・転職を考える際、多くの方が気にするのが「ブラック企業に入ってしまわないか」「きつい職場ではないか」という点ではないでしょうか。
しかし実際のところ、企業の内情は外からでは分かりにくいのが現実です。
採用面接や求人情報では、どの会社も都合の悪い情報は表に出しません。
そのため、「1度入社してみないと分からない」というのが、非常に多くの求職者が感じている正直なところだと思います。
派遣就業を活用し、自分に合う職場を見極めて正社員になるという選択肢もおすすめ
このような課題に対して、僕たちBRICSでは「派遣」という形での就業をおすすめしています。
まずはBRICSを通じて、派遣社員としてさまざまな製造業の現場を経験していただきます。
1社目で「自分に合わない」と感じた場合でも、すぐに別の職場をご案内することが可能です。2社目、3社目と職場を変えていきながら、最終的に「ここだ」と納得できる環境が見つかるまで、無理なく働き続けられる仕組みを整えています。
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履歴書上のリスクも最小限になる
さらにこの方法にはもう一つ大きな利点があります。
派遣就業の形で働く場合、履歴書上は「株式会社BRICSでの勤務」として記載することが可能です。
つまり、短期間で複数の職場を経験したとしても、表面的には頻繁な転職と見なされることはありません。これは、今後のキャリア形成においても非常に大きなメリットとなります。
自分に合った製造業の職場を、焦らず見つけていく
製造業は企業によって仕事内容・雰囲気・教育体制などに大きな差があります。
だからこそ、最初から“当たり”の職場に出会うことは簡単ではありません。
しかし、適切なサポートと柔軟な働き方を選ぶことで、リスクを最小限に抑えながら自分に合った職場にたどり着くことが可能です。
株式会社BRICSでは、製造業でのキャリアを一歩ずつ積み上げていきたい方にとって、安心してスタートを切れる環境を提供しています。
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まとめ|製造業には、挑戦と成長の機会が広がっている
私自身、製造業に長く携わってきた中で実感しているのは、
この業界には今、挑戦と成長の機会が数多く存在しているということです。
- モノづくりが好きな人、探求心のある人にとっては、力を発揮できる仕事である
- 自分のアイデアを形にし、世の中にまだない価値を生み出せるやりがいがある
- 自動車やロボット分野だけでなく、防衛・宇宙といった次世代領域にも関われる可能性がある
- 未経験者にも門戸が開かれており、今は完全に“売り手市場”の状態である
- 提案や改善を通じて成果を出せば、収入面でもしっかりと評価される
一方で、納期への責任や、繁忙期の波など、簡単ではない側面があるのも事実です。それでも、自分の力でモノを生み出したいという想いがある方にとって、製造業は非常に魅力的なフィールドだと確信しています。
そして、僕たちBRICSには、これから実現したいことが山ほどあります。
新しいことに挑戦したい方、自分の可能性を試してみたい方。
ぜひ一度、僕に相談してください。
あなたの「やってみたい」が、BRICSで現実になるかもしれません。
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