転職面接の流れ|必ず聞かれること・回答例文・ポイントを徹底解説

転職面接流れ

これから転職活動を始める方にとって、面接の一連の流れを理解しておくことは、対策を立てやすくし、合格率を高める上で非常に重要です。

この記事では、累計1万人以上の転職支援実績を持つ私が、転職面接の一般的な流れ(全7ステップ)と、面接を成功させるための具体的なポイントを徹底解説します。

面接対策を万全にし、希望のキャリアを掴みたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

【中途採用面接を受ける方必見】転職面接の質問の一連の流れ

転職面接の一般的な構成は、主に7つのステップで進行します。面接官は、これらのステップを通じて、あなたの経歴、熱意、そして企業との長期的なマッチ度を見極めています。

  • 自己紹介
  • 職務経歴
  • 志望動機
  • 転職理由
  • 強み弱み
  • 逆質問
  • 最後の一言

ここでは、各ステップで意識すべき時間配分と、高評価を得るための「伝えるべきこと」を詳しく解説します。

転職面接の流れ1.自己紹介

自己紹介は、面接の成否の約5割を決定づける非常に重要なパートです。

自己紹介で意識するポイント

時間30秒から1分以内と、簡潔にまとめましょう。
長々と5分や10分話す自己紹介は、面接官を飽きさせてしまい、不採用につながる可能性があります。
内容今までの仕事内容に加え、志望動機につながる話を含めるのが大事です。
伝え方単に経歴を読み上げるのではなく、強い熱量を持って、面接官が話を聞きたいと思うような、あなた自身の「戦場」に持って行く意識で臨んでください。
例文「○○業界で約3年間営業を担当しておりました。これまで培った課題解決力や対人スキルを生かして貢献したいと考えており、御社の××分野でのステップアップを考えて応募させていただきました」のように、簡潔にまとめると良いでしょう。

自己紹介についてはこちらの記事でもまとめています。是非参考にしてください。

転職面接の自己紹介の仕方|即採用に繋がる回答例文や実績がない人の答え方を解説

転職面接の流れ2.職務経歴

自己紹介の後に続く職務経歴の説明は、論理的(ロジック)な説明が求められます。

職務経歴で意識するポイント

時間2分から3分以内を目安に話す。
内容応募先の企業が求めている部分だけに焦点を絞り、ピンポイントで話しましょう。
事前準備入社したい会社が何を求めているのかを事前にリサーチし、「使える経験」「求められている経験」だけを選んで話すことが大前提です。
例文「新規顧客の開拓と既存顧客の関係構築を担当し、特に前期は○○が課題でしたが、解決に取り組み、受注金額を〇〇%増加させました。御社でもこの経験を生かせると確信しております」のように、成果ベースで簡潔に伝える必要があります。

転職面接の流れ3.志望動機

職務経歴がロジック(論理)で説明されるのに対し、志望動機は「パッション(熱意)」を持って伝えることが重要です。

志望動機で意識するポイント

熱意と論理の両立業のどこに共感したかを具体的に話す熱意と、論理を両立させることが大切です。
テンプレを避ける「御社のビジョンに強く共感しました」といった定型文だけでは、面接官に気持ちは伝わりません。
なりたい姿を伝える仕事を通じて「〇〇を実現したい」「自分はこうなりたい」という、あなたの「なりたい姿」を明確に伝えましょう。
単なる「ラブレター」ではなく、自己分析に基づいた「なりたい姿」を伝えることが大切です。
会社の位置づけあなたの理想の実現手段として「御社の環境が最も適していると判断した」という構図で説明すると、面接官はあなたが長期的に働く意欲があると判断できます。
中途採用には研修費用も含め約200万円のコストがかかるため、企業は失敗したくないと考えているからです。

転職面接の流れ4.転職理由

転職理由は、ネガティブな要素を一切入れず、未来に対する前向きな姿勢を見せることが絶対条件です。

転職理由で意識するポイント

ネガティブ要素はNG前職への愚痴は絶対に避けましょう。前職へのリスペクトを忘れずにしましょう。
伝え方転職は「逃げの転職」ではなく「攻めの転職」としてストーリーを構成する必要があります。
例文「前職でもやりがいは感じておりましたが、より成長できる環境に身を置きたいと考え決意しました。その中でも、御社のビジョンや環境は私の成長意欲に一致していると感じました」といった形で、前向きな決意を伝えましょう。
心構え「逃げ」の要素があったとしても、徹底的に自己分析を行い、「挑戦」に対するマインドに置き換えなければ、経験豊富な面接官には見抜かれてしまいます。
本気で変わりたいという思いを伝えることが重要です。

転職面接の流れ5.強み・弱み

強みと弱みは、抽象的な説明ではなく、具体的な行動と成果に基づいて語る必要があります。

強みで意識するポイント

強みは、成果ベースで話しましょう。

強みの例文としては、「私の強みは〇〇です。実際に△△というプロジェクトでその強みを発揮し、改善を成功させました」。

強みで意識するポイント

弱みは、弱みは認めた上で、対策を練り、「成長中」であることをアピールしましょう。

弱みの例文としては、「私の弱みは〇〇ですが、現在は△△という工夫を取り入れ、改善に取り組んでいます」。

強みと弱みを伝える際に意識すべきことは、自分の強みと弱みを把握し、マイナス要素を認識しながらも、改善に向けて「動いている」姿勢を見せることが、高評価につながります。

転職面接の流れ6.逆質問

逆質問は、あなたのコミュニケーション能力や地頭、レベルの深さを見せつける最大のチャンスです。逆質問の準備だけは、あえてガチガチに固める必要はありません。

逆質問で高印象を与えるテクニック1つ目:相手の言葉を拾って質問する

1つ目のテクニックは、相手の言葉を拾って質問することです。

面接官が面接中に話したキーワードや考え方に共感し、それについてより深く掘り下げる質問をしましょう。

逆質問の例文としては、「御社が大切にされている〇〇というキーワードに共感しましたが、実際の現場ではどのように根付いていますか?」。などがあります。

逆質問で高印象を与えるテクニック2つ目:競合他社と比較し、自社を褒める

2つ目のテクニックは、競合他社と比較し、自社を褒める

事前に競合他社をリサーチした上で、応募企業の理念や現場の取り組みを褒める形で質問を構成します。

逆質問の例文としては、「他社の取り組みも拝見しましたが、御社の〇〇(製品やサービス)の方が、理念と現場が繋がっていると感じました。この点について詳しくお聞かせいただけますか?」。

深い質問は、深い理解と優秀さを示すと判断されやすいです。

転職面接の流れ7.最後の一言

面接の最後の一言(エンドロール)は、条件交渉ではなく、前向きな姿勢を感じさせる着地を目指しましょう。

最後の一言で意識するポイント

PRの再確認職務経歴や強み・弱み、志望動機の要点をもう一度簡潔に伝え直します。
入社意欲「御社の〇〇という方向性に共感し、自分の〇〇を生かせると確信しています。貢献できるよう全力で努力します」と、入社への強い意欲を伝えます。
入社日調整現職中であれば、誠意と柔軟性を持って、現職との調整を丁寧に進め、「御社の希望に合わせられるように全力を尽くします」という前向きな姿勢で締めましょう。
会社が求めた入社日に合わせられるように持っていくのが、綺麗な着地です。

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転職面接の流れ・聞かれることに関するよくある質問

転職面接の一般的な流れを理解した上で、成功に不可欠な付随的な知識や、面接官の本音に関する疑問に答えます。

  • 転職面接時に意識するべきマナーは?
  • 1次・2次・最終など選考のフェーズによって面接流れは変わりますか?
  • 転職面接の流れは、オンラインとオフラインで変わる?
  • 忙しい中で転職活動する人がいると思うが、転職の面接対策しないのはあり?
  • 面接対策と企業研究はどこまでやるべき?
  • 中途採用の面接でゆるいことはある?
  • 一般的な流れ以外にも割と聞かれることが多い質問は?

それぞれ見ていきましょう。

転職面接時に意識するべきマナーは?

面接は入室前から始まっていると認識しましょう。

  • ノック:入室前には3回ノックをしましょう(ノックをしない人もいるため注意)。
  • 挨拶:入ったらすぐに「本日はよろしくお願いします」と大きな声で挨拶をしましょう。
  • 着席:「どうぞ」などと勧められるまで、勝手に座らないこと。
  • 視線:常に面接官の目を見て話しましょう。
  • 面接外の振る舞い:会社に到着した時点から、どのような形で入ってきたかを見ている面接官も多いため、常に意識を持つことが大切です。

上級テクニックとしては、面接終了後、誰にも見られていない場所でも、入り口に向かってお辞儀をすることです。このような丁寧な振る舞いは、高評価につながる可能性があります。

1次・2次・最終など選考のフェーズによって面接流れは変わりますか?

面接の選考フェーズ(1次・2次・最終など)によって、面接の大枠の流れは変わりません。

しかし、選考が進むにつれて面接官が交代するため、応募者が意識すべき熱量が変わってきます。一般的に、面接官の構成は、1次面接が現場サイド、2次面接が幹部、最終面接が社長面接となることが多いです。

面接官の役職が上がるにつれて、それに比例して熱量も上げていく必要があります。例えば、1次面接で50%だった熱量を、2次面接では70%に、最終面接では100%に近い状態で持っていくことが大切だとされています。

また、面接官が事前に分かるようであれば、リサーチをしておくべきです。当日緊張しないためにも、「何部制で何人の面接官がいるのか」といった質問は、素直に聞いて良いとされています。これは、面接官側から見て「この人はちゃんとリサーチしたいがために質問をしたのだろうな」という評価につながる可能性があるためです。

転職面接の流れは、オンライン(WEB)とオフライン(対面)で変わる?

転職面接の流れは、オンライン形式であってもオフライン形式であっても、面接の内容や流れ自体は変わりません。しかし、相手に与える印象が変わると認識すべきです。

オンライン面接は、対面で会うよりも存在感が薄くなりがちです。そのため、面接の機会を選べるのであれば、対面(オフライン)を選ぶ方が良いです。

また、効率性の観点から見ても、たとえオンラインで選考が進んだとしても、最終面接は対面で行うのが大体の一般的な流れであるため、最初から対面を選んだ方が効率が良いと言えます(お互いの時間が無駄にならないというメリットもあります)。

例外として、対人相手が極端に苦手でコミュニケーション能力が低めの人であれば、オンラインを選ぶ選択肢もありかもしれません。しかし、その場合でも、最終面接での対面は避けられないことが多いため、基本的には対面を選択することが推奨されます。

忙しい中で転職活動する人がいると思うが、転職の面接対策をしないのはあり?

アドリブを含めた高度なテクニックを元々持っている人であれば、なんとかなる可能性があります。

ただし、書面で答えを用意する対策をしなくても、応募企業のリサーチ(何を求め、どういう課題があるか)は徹底的に行い、頭の中でシミュレーションをして答えられる準備をしておく必要はあります。

面接対策と企業研究はどこまでやるべき?

一般的な企業研究の時間と面接の答え方の練習時間の割合は5:5程度です。

ただし、私の場合は「何をするか」よりも「誰と一緒にやるのか」を大切にします。面接官が誰かを重視する場合、面接対策(答え方やコミュニケーション)に7割、企業研究に3割といったように、面接官に合わせた対策に重きを置くこともあります。

中途採用面接でゆるいことはある?

ゆるいことはありません。厳しいと認識すべきです。

中途採用はキャリア採用であり、年収も高い傾向にあります。企業としては採用の失敗を防ぎたいため、覚悟を決めて臨まないといけません。

会社面接の一般的な流れ以外にも割と聞かれることが多い質問は?

面接で本来質問してはいけないとされている「家族構成」です。面接官は、その人の育ち方や背景を探りたいと考えている可能性があります。

面接官が聞きづらい質問(家族構成など)を、フリートークやアイスブレイクの中で自分から混ぜて話すと、「容量がいいな」と評価される可能性があります。それが自身の転職にプラスになる情報であれば、いずれ知ることになるだろうと考えて話しても良いでしょう。

転職活動における面接の流れまとめ

今回は転職活動における面接の一般的な流れについて解説しました。7つのうち逆質問以外は事前に準備しておく項目です。合格率を高められるよう、ぜひ面接までに作り込んでおきましょう。

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この記事を書いた人

清水 英治のアバター 清水 英治 株式会社BRICS代表取締役

高校卒業後、バックパッカーとして48カ国を旅した後、大手自動車プレス金型メーカーに入社し製造業の現場経験をする。2008年に退職後、国家公務員として6年間勤務。製造現場の課題に正面から向き合うべく、株式会社BRICSを設立。ロボット導入支援、加工、設備工事、人材紹介、ソフトウェア開発など、製造業の困りごとを“現場目線”で解決する事業を幅広く展開している。

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