「転職エージェントは必要?」「使わない方がいい?」とお悩みではないでしょうか。「使うな」「二度と使わない」と言い切っている人もいるので、自分は利用すべきか否か迷ってしまいますよね。
そこで今回は、累計1万人以上転職支援した実績をもとに、転職エージェントの裏事情・使わない方がいい人・使うべき人について解説します。転職エージェントの質を見極めるコツもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
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転職エージェントって使わない方がいい?
結論からいうと、ぶっちゃけ使わなくてもいいと思っています。
人材業界の社長として「使うべき」と言うべきかもしれませんが、正直な気持ちとして、使わなくてもいいというのが私の意見です。
なぜなら、転職活動において最も大切なのは、自分の意志で動くことだからです。まず、求人サイトに登録したり、転職エージェントに頼ったりする前に、行きたい業界や会社を自分自身で徹底的にリサーチすることが最も大切です。
転職とは、他人の営業トークやマニュアルで決めるものではなく、自分の覚悟と軸で決めるものだと私は考えています。
一方、人によっては、転職エージェントを活用することで、転職成功に近づくことがあります。1万人以上転職支援してきた経験をもとに、使わない方がいい人・使うべき人を紹介します。
転職エージェントを使わない方がいい人
- 自分で求人や企業を調べるリサーチ力がある人
- 面接準備や年収交渉を自力で進められる人
- すでに行きたい業界・企業が明確な人
- 他人に決められるより、自分で判断したいタイプの人
転職エージェントを使うべき人
- 自己分析ができていない・方向性が定まっていない人
- 初めての転職で、業界知識が乏しい人
- 書類や面接でどうアピールすればいいか分からない人
- 年収交渉を代わりにしてほしい人
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転職エージェントを使うべきタイミング
次の章では転職エージェントを使うべきタイミングについてお伝えします。
タイミング1:リサーチを終えた後
では、どのようなフェーズになったら転職エージェントに相談したり、登録したりするべきでしょうか。それは、徹底的にリサーチを終えた後です。
具体的には、以下の2点を確認したい場合にエージェントを利用すべきです。
- 自分がリサーチした結果が正しいかどうかを、第三者の目線で判断してもらう。
- 自分がリサーチしたものよりも、質の高い求人がないか相談する。
まずは自分で道筋を決めてから、その結果が正しいのか、より良い選択肢はないのかをエージェントに確認するという使い方が理想的です。
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タイミング2:自己分析ができていないとき
1つ目の相談すべきタイミングは、どちらかというと、逃げの転職というより、「攻め・挑戦の転職」の時の話です。
2つ目の相談すべきタイミングとしては、自己分析ができていない時です。
私の実体験ベースで言うと7,8割ぐらいが「現状から離れたい」「今の職場を辞めたい」といった理由から、転職を検討し始めます。
そういった場合は、大抵自己分析ができていません。「自分が人生を通して何をやりたいのか」「自分が仕事を通じてどうなりたいのか」ここら辺が明確にできていない方が多数です。
転職は手段であり、目的ではありません。自分がなりたい理想像があって、その手段として転職があります。
そのため、モヤモヤしている状態の人は、壁打ち相手として、転職エージェントを積極的に活用するといいでしょう。
BRICSでは求職者の自己分析を徹底的に深ぼる転職支援をしています。お気軽に公式LINEまでご相談ください。
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転職エージェントって闇はある?
はい、あります。残念ながら、私が人材業界に20年いる中で、どうしても許せない闇が3つあります。
- ノルマが最優先で、求職者のキャリアが後回し
- 自分で調べるよりも情報が浅い
- エージェントの質がバラバラすぎること
多くの求職者がエージェントを頼りにしますが、その裏側であなたのキャリアが軽視されている可能性は否定できません。特に大手の多くで見られる構造的な問題から、個々のエージェントの資質まで、深く掘り下げて解説します。
転職エージェントの闇・裏事情1:ノルマが最優先で、求職者のキャリアが後回し
私が一番許せない闇、それは転職エージェントのノルマが最優先で、求職者のキャリアが後回しにされることです。
彼らはあなたの人生を真剣に考えているのではなく、自分のKPI(目標達成指標)達成のために、求職者をちゃんと見ないで「さばく」行動を取ることが非常に多いのです。
特に大手の転職エージェントには、ある程度のマニュアルが存在します。しなきゃいけない質問のマニュアルがあり、このマニュアル通りにやればこれくらいの達成率になる、ということしか見ていないエージェントが横行しています。
マニュアルに頼ってしまうと、本来であれば本人と向き合って話せば気づくはずの求職者の良いところに気づけないのです。その結果、本人が気づかないうちに転職が進められ、本来違うところに誘導すべきだったのに、エージェントが見抜けなかったせいで本人が転職してしまった、というケースを私はたくさん見てきました。
マニュアルは固定概念がありすぎるため、「こういう風な回答をすればこうだから、じゃあこういう風に誘導しよう」という流れが、キャリア経験の浅いエージェントによって行われ、その人の人生をダメにしてしまうこともあります。
ノルマ優先のエージェントか見抜くコツは?
ノルマ優先のエージェントかどうかを見抜くには、いくつか有効な手段があります。
まず、大前提として、エージェントが自分と本気で向き合っているかどうかを、相談している中で確かめるしかありません。相手はマニュアルを叩きつけられ、それを記憶したある意味「マニュアルのプロ」としてヒアリングしてくるわけですから、見抜くのは簡単ではありません。
そこで有効なのが、質問返しです。
「あなただったら、どうしますか?」と聞いてみてください。
想定していなかったこの質問に、もしエージェントが「ああ、そうですね…」と戸惑ったり、切羽詰まったりするようであれば、そのエージェントは頼りないかもしれません。
この質問に答えられる転職エージェントであれば、少なからずマニュアルがあったとしても、ある程度経験値のあるエージェントだと言えます。あなたの人生を変える選択を、彼らの営業ノルマで決めてはいけないのです。
転職エージェントの闇・裏事情2:自分で調べるよりも情報が浅い
2つ目の闇は、自分で調べるよりも情報が浅いことです。
自分の人生を決めるために相談しているのに、浅い情報ばかり提供され、全く転職エージェントに相談した意味がない、というのは赤信号です。
特に注意すべきは「非公開求人」という言葉です。 「これ非公開求人なんですよ」という響きはいいですが、大抵の場合、どこかしらのサイトに載っていることが多く、「非公開じゃない」という話はよくあります。
非公開求人とは、本来、競合他社に採用計画を見られたくない場合や、新しいプロジェクトの募集をまだ明かしたくないといった理由で、求職者がいくら調べても出てこないものを指します。エージェントしか持っていない情報のことです。
あなたがエージェントに相談する前に、まずは自分で徹底的にリサーチし、どういった情報が出回っているのかを把握してください。
その上で転職エージェントに相談し、自分がリサーチしたよりも質の高い情報や求人がないかを確認するべきです。もしエージェントが持っている情報が浅すぎるのであれば、そのエージェントの利用はすぐにやめた方がいいと私は思います。信用信頼がない人に対して、自分の人生を任せるのはダメです。
転職エージェントの闇・裏事情3:エージェントの質がバラバラすぎること
3つ目の闇は、エージェントの質がバラバラすぎることです。これは私個人として一番許せない問題です。
中には、転職活動をしている求職者の方がレベルが高いという「逆転現象」が起こってしまうほど、質がひどいケースがあります。
例えば、元アパレル販売員が急にキャリアアドバイザーに転身し、視点も浅く、相談相手として頼りがいがないといったケースです。
特に大手では、人手不足を補うために、経験の浅い人を採用し、マニュアルに沿って業務を行わせる傾向があります。
求職者側からすれば、人生をかけて相談しているのに、相手が自分よりレベルが低いとなると、その会社への信頼は失われ、すべてが共倒れになってしまいます。
エージェントの質はしっかり見抜く様にしましょう。
転職エージェントの賢い使い方
転職エージェントは、自分の人生を丸ごと任せるのではなく、「使う」という視点を持つのが賢明です。
より具体的に言うと、エージェントを「情報ソース」として使うという考え方が、あなたの転職活動を成功に導きます。
自分で決めた道筋が明確で、条件面でも一切疑問がなく、他の声も聞く必要がないのであれば、直接応募した方が良いケースももちろんあります。しかし、「この条件、なんとかこうならないか?」「本当にこれで正しいか?」という疑問が少しでもあるのであれば、エージェントを通した方がいい場合もあります。
使うな?使わない方がいい転職エージェントの特徴
質の低いエージェントに引っかかってしまうと、あなたの人生がダメになってしまう危険性があります。以下の特徴を持つエージェントには注意が必要です。
| 自分で調べたよりも情報が浅い | 提供される情報が、自分でリサーチした結果よりも浅い場合、相談する意味がありません。 特に、「非公開求人」という言葉は響きが良いですが、大抵どこかしらのサイトに載っている「非公開じゃない」というケースがあります。 |
| エージェントの質がバラバラすぎる | エージェントの質がひどく、転職活動をしている求職者の方がレベルが高いという「逆転現象」が起こることがあります。 |
| ノルマ優先で求職者のキャリアが後回し | 大手の多くはマニュアル化されており、マニュアル通りに「さばく」ことしか考えておらず、求職者本人と本気で向き合っていないケースが多いです。 |
優秀な転職エージェントを見抜く質問
優秀な転職エージェントを見抜くための質問を一つお教えします。
それは、
「あなたの理想のキャリア相談って、どんな人としたいですか?」と聞くことです。
この質問をすることで、そのエージェントが自分の仕事を愛せているか、信念を持っているか、つまり転職エージェントの「本質」の部分を確認することができます。この質問に淀みなく答えられたら、そのエージェントは信用に値するかもしれません。
転職未経験の人がエージェントやるのはあり?
ここまで転職エージェントの闇を解説しましたが、転職未経験者がエージェントをすること自体はダメなのでしょうか?
これは一概には言えません。
転職経験がなくても、自分の仕事を愛しているエージェントであれば、求職者の相手として適している場合もあります。ただし、そういったエージェントは「僕みたいな転職をしたことがないエージェントのアドバイスにはなりますけれども」といった前置きをしてくれることが多いでしょう。
しかし、どんなに人柄が良くても、求職者よりレベルが低いと信用できません。
そもそも、私は転職エージェントを「情報ソース」として使う視点を持つのが良いと考えています。自分の人生を任せるのではなく「使う」という視点です。
なぜなら、転職とは、他人の営業トークやマニュアルで決めるものではなく、自分の覚悟と軸で決めるものだからです。まずは徹底的に自分でリサーチし、その結果が正しいかどうかの第三者目線、そしてより質の高い求人の有無を確認するためにエージェントを利用すべきです。
求職者のレベルと担当エージェントの質の関係性
人材業界のビジネスモデル上、優秀なエージェントになればなるほど、担当するレイヤー(年収や役職)は高くなるのは間違いありません。
年収が高い人=優秀、これはイコールだと私は捉えています。
求人サイトに登録する際、あなたの現状の年収や希望年収を記入する欄がありますが、大体そこで担当エージェントが振り分けられます。超優秀なエージェントが、年収の高い求職者を中心に担当し、それ以外の求職者をマニュアルでさばくような構図があるのです。
もしあなたが、質の高いエージェントに担当してほしいと考えるなら、現状の希望年収を少し上げて登録してみるというのも裏技かもしれません。ただし、本物の優秀なエージェントがついた場合、「この年収、本当か?」と疑われる可能性も出てくるため注意が必要です。
質の良いエージェントは、あなたの魅力を正しく評価し、積極的に年収交渉を行ってくれます。私自身のデータでも、転職エージェントを利用した場合、年収アップする人の方が圧倒的に多い(8〜9割程度)という結果が出ています。本人が気づいていない魅力を言語化しPRすることで、年収アップにつながるのです。
転職エージェントを使わないことに関するよくある質問
転職エージェントを使わないことに関連するよくある質問に答えます。
- 転職希望者の希望以外の会社を勧めることはある?
- 同じ人材を複数の転職エージェントで取り合うことはある?
- 転職エージェントは求職者の情報を企業にどこまで伝える?
- 転職エージェントは紹介先に求職者情報を盛ることはある?
- 求職者全員を紹介しないスタンスの理由
- 転職エージェントは年収交渉してくれる?
- 転職で年収アップする人とダウンする人の割合は?
それぞれ見ていきましょう。
転職希望者の希望以外の会社を勧めることはある?
はい、全然ありますし、それは転職エージェントとしてするべき判断だと私は考えています。
求職者がリサーチしてきた会社を尊重しつつも、本人と向き合った結果、「この考えも理解できるけど、こういう別の進め方もあるよ」という提案は、質の高いエージェントであれば積極的に行っています。
ただし、エージェントの質が低く、的外れな提案や質の悪い会社の提案をしてきた場合は、すぐにそのエージェントの利用を解除すべきです。
同じ人材を複数の転職エージェントで取り合うことはある?
はい、あります。
求職者が転職活動をする際、複数の転職エージェントに登録することが一般的ですが、エージェント側は、登録時の質問で「他にどこに登録していますか?」といった内容を通じて、あなたが複数のエージェントを利用していることを把握します。
中には、「僕はスピード感を持って対応し、とにかく自分のKPI(目標)を達成するために、この求職者を早く決めよう」と、取り合いのような動きをするエージェントもいます。
転職エージェントは求職者の情報を企業にどこまで伝える?
我々BRICSの場合、基本的に個人情報以外は伝えています。
特定できるような情報、例えば氏名や生年月日といった個人情報は伝えません。先方に伝えるのは、主にスキルと経験の部分のみです。
ただし、先方が正しい判断をするために、年齢については「44歳の人」であれば「40代前半です」といったように、幅を聞かせて伝えるようにしています。我々は、法律違反にならない範囲で、先方として少なくとも判断できる情報は伝えています。
転職エージェントは紹介先に求職者情報を盛ることはある?
「盛る」という表現よりも、「付け加える」ことは全然あります。
なぜなら、求職者自身が気づいていない魅力はたくさんあるからです。
本人が履歴書には書ききれなかったけれど、私たちがヒアリングした結果得られた「気づき」の部分があれば、それを数値化し、PRとして先方に伝えることは、求職者の年収アップにもつながります。
紹介したくない人の特徴は?
私が「この人は紹介したくない」と思うのは、チンプンカンプンな人です。
具体的には、転職を希望しているけれども、私たちがその人に魅力を感じられない場合です。魅力を感じられない人を先方に紹介してしまうと、逆に我々エージェントとしての信頼を失ってしまうからです。
そのような場合、私は「今のあなたでは紹介はできません」とストレートに話をさせてもらい、「紹介しない」という選択を取ることもあります。
求職者全員を紹介しないスタンスの理由
我々BRICSは静岡県という地方で事業を行っていますが、人材業界はどっちかというとクレームになりやすい業界です。
そのため、クレームが起きそうな求職者を紹介してわざわざ自分たちの信頼を溶かすようなことはしません。もし今の現状が厳しいのであれば、「まずはここら辺を少し見つめ直しましょう」といった話をするか、生活があると思うので「違う転職エージェントに登録してもらうのもあり」といった話をさせてもらっています。
私目線で言えば、働く意欲がない人に対して、無責任に紹介はしないというスタンスです。
転職エージェントは年収交渉してくれる?
はい、年収交渉は全然します。
優秀な転職エージェントは、単に条件を伝えるだけでなく、相場観もリサーチし、「この年収を払うのは妥当ですよ、高くないですよ」といった説明を先方(企業)に行います。
先方が提示した条件と本人の希望が合致すれば交渉がないケースもありますが、基本的には交渉します。特に、自分で強気に出れない人にとって、エージェントをうまく活用して交渉してもらうのは有効なメリットです。
転職で年収アップする人とダウンする人の割合は?
転職エージェントを介した場合、年収アップする人の方が圧倒的に多いです。我々のデータでいくと、おそらく8割から9割程度が年収アップしています。
これは、エージェントが交渉を行うことに加えて、本人が気づいていない魅力を数値化し、PRとして正しく伝えることができるためです。このPRによって、年収アップにつながることが多いのです。
年収アップを狙った転職をしたい方は、ぜひBRICSにご相談ください。あなたの過去の経歴をベースに、年収がアップする転職を全力でフォローします。
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まとめ:転職エージェントを使うならBRICSにお任せください
転職エージェントは「使わなくてもいい」という意見もありますが、正しく使えば、あなたの転職を確実に前進させる強力なパートナーにもなります。
大切なのは「任せる」ではなく「使いこなす」こと。自分の軸と意思を持ち、信頼できるエージェントと出会えれば、転職はもっと納得のいくものになります。
もし「自分の軸を整理したい」「本当に信頼できるエージェントに相談したい」と感じた方は、ぜひ一度BRICSへご相談ください。現場を知る私たちが、あなたのキャリアを一緒に深掘りします。
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