
行き過ぎは足りないのと同じ
孔子はその訓えの中で、「人としてどうあるべきか」ということを語っています。
その中には「徳の心」「仁の心」というように、人として持つべき心を説いています。
そしてそこまでは、「中庸の心」も訓えています。
「中庸(ちゅうよう)」とは、「偏ることなく、過ぎることなく、及ばぬこともなく、常に変わらないこと」を定義としています。
何事も極端を避け、理性的にバランスがとれた状態が「中庸」という生き方です。
たとえそれが良いことであっても、例外ではありません。
体に良いからと言って、毎日同じものばかりを食べ続けることは、逆に体によくないでしょう。
野球を上達するのに、素振りだけ毎日やったとしても、良い野球選手にはならないでしょう。
時事ネタですが「買い占め」も、過ぎたる例ですね。
必要以上にトイレットペーパーを買い占めることは、「徳の心」が足りていませんね。
公開日:2020年3月3日
カテゴリー:TOPICS