
ハロウィンの由来
10月31日、現代日本ではすっかりコスプレ大会となってしまったハロウィン(ハロウィーン)ですが、元々はキリスト教の祝日「万聖節」の前夜祭です。
万聖節とは、キリスト教の聖人すべてを崇敬する日で、地上にある協会と天国の聖人との信仰を表明する日です。
しかしルーツはキリスト教発祥ではなく、古代ヨーロッパのケルト族の収穫祭がキリスト教と融合したといわれています。
ケルト族にとっては10月31日が1年の終わり、大晦日とされていました。
この日は魔女、死者の霊、精霊が現れると信じられていて、そういった霊的な者たちから自らを守るために仮面を被り霊のフリをしたり、ジャック・オー・ランタンと呼ばれるかぼちゃを顔の形にくり抜いたもので焚き火をしたそうです。
日本では何となくオバケやかぼちゃ、コウモリなんかを飾ってパーティーしたりする日になってしまいましたが、ルーツから見れば「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)」と各家庭を回る海外の行事も本来の意味からは大きくかけ離れていますね。
これから外国人労働者が増える中で、もしかしたらまた新しいイベントが日本にも定着するかもしれませんね。
文化や考え方の違いを否定・肯定するのではなく「考え方の一つのカタチ」として受け入れ、お互いに手を取り合い理解し協力し合うのが日本という国の発展に繋がることでしょう。
公開日:2019年10月2日
カテゴリー:TOPICS