
昼食の後に眠くならない方法
美味しい昼食を取って「午後からがんばるぞ!」と気合を入れても、昼食直後は強い眠気に襲われてなかなか集中できない…
眠気は作業効率を落とすだけでなく、居眠り運転や機械操作の不注意で自分や他人にケガを負わせたり、最悪の場合、命にもかかわってきます。
昼食のあとに眠くなる理由は2つあります。
理由① 血糖値の増加
私たち人間は食べたものを体内でブドウ糖に分解し、血液の中に送り込んでエネルギーを得ています。
血糖値が上がると「インスリン」と呼ばれる血糖値を下げるホルモンが分泌されバランスをとるのですが、血糖値が急激に上がるとインスリンも大量に分泌されてしまい、脳にブドウ糖(エネルギー)が届きにくくなり眠気となって現れます。
理由② 夜の睡眠の質
長時間寝る=睡眠の質が高いとは言えません。睡眠の質が低いと脳が十分な休みをとれず、日中に眠気がやってくることがあります。
それぞれについて、もちろん対策はあります。
対策① 食事のとり方を気を付ける
ブドウ糖は炭水化物(ご飯・パン・麺等)を摂取したあと大量に作られます。
炭水化物を食べる前に野菜を食べることで、食物繊維が血糖値の急上昇を抑え、眠気が起きにくくなります。
しっかりと育てられた方は「三角食い」をしていると思いますが、先に野菜を全部食べてしまった方が、体にとっては良いです。
対策② 睡眠の質を上げる
夕食は睡眠の3時間以上前にとる、寝る30分前はスマートフォンなどブルーライトの強いものを見ない、入浴はぬるめのお湯でゆっくり行うなど、生活習慣が睡眠の質を左右します。
対策③ 少し昼寝をする
20分ほどの昼寝をとることで、脳が休まり眠気が解消される場合があります。
昼食後の眠気は寝不足や睡眠の質だけでなく、食生活によっても左右されます。
朝食・夕食も栄養のバランスがとれたものを心掛け、自分の体は自分でケアしていきましょう。