
ビジネス用語「ブルーオーシャン」
マーケティング分野のビジネス用語で「ブルーオーシャン」という言葉があります。
ビジネスをする以上、99.9%の企業は競合他社がいて、それぞれが商品・サービスに独自性を持たせ競争をします。(値段、品質、付加価値)
ライバルの多く競争の激しい市場を「血で血を洗うような市場」という意味で「レッドオーシャン」と呼びます。
ブルーオーシャンはレッドオーシャンの対義語にあたり、「競争のない穏やかな市場」という意味です。
全く新しいアイデアで今までになかった商品・サービスを提供するだけでなく、既存の市場に特別な価値をつけて参入し新たな市場価値をつける場合にも「ブルーオーシャン」は使われます。
例えばApple社が運営している「iTunes store」は、音楽をCDではなく音源データとして購入する概念が当時流行していたiPodと相まって大流行しブルーオーシャンとなりました。
最近では定額で音楽聞き放題サービスが増えiTunes storeも売上は落ちましたが、その音楽聞き放題サービスも当初はブルーオーシャンでした。
これらの例の通り、最初はブルーオーシャンでも儲かると分かればすぐに多くの企業が参入し、すぐにレッドオーシャンとなります。
特許を取得できる分野であれば特許という盾がありますが、アイデア勝負の分野だと特許が取れず他社の侵入を許してしまうことになります。
しかしレッドオーシャンとなった後も、一番最初に知名度を上げた企業が高いシェアを取り続けるため、常に斬新なアイデアと行動力を持ち続けることが企業成長のカギとなりますね。
公開日:2019年7月17日