離職率の低い会社がホワイト企業とは限らない

転職する際に会社選びの基準にされる「離職率」ですが、離職率を過信すると転職に失敗する恐れがあります。

一般的な考え方として、離職率に関しては次の通りです。
・離職率が高い = ブラック企業、業績不安定、仕事がきつい
・離職率が低い = ホワイト企業、業績安定、仕事が楽

しかし、それぞれ違った視点でメリット・デメリットが見えてきます。

 

■離職率が高い会社のメリット

・昇進しやすい
日本の社会だと未だ「離職=ネガティブ」な印象を持たれやすいですが、能力を活かすための独立や転職といったポジティブな理由で離職者の多い企業があります。(リクルートグループ等)
そのぶんポストが空きやすく、大きな仕事にチャレンジするチャンスが生まれます。

・新たな人脈を作りやすい
上記の能力向上のための離職者は営業職に多く見受けられます。そのため新たに入社することで顧客を引き継ぎ、自分自身の新たな人脈を手にすることができます。

 

■離職率が低い会社のデメリット

・昇進しにくい
離職率が低いということは新たな事業が立ち上がらない限り、移れるポストがないということです。仕事の変化が少ないので成長意欲の強い人にとってはマイナス面となるでしょう。

・離職しにくい
仕事が自分に合わなくて退職しようとしても、離職率の低い会社は「空きが出た人員を確保」するために求人を出すことが多いです。そのため会社に退職の話をしてから次の人材を採用するまで離職したくてもできない状況が続き、精神的な負担が大きくなります。
また次の転職の際も「離職率が低いことで有名だけどそこを辞めたのか」と履歴書の時点でマイナス評価を受けてしまう可能性もあります。

 

転職をする際に最も重要なのは「自分に合っているのか」です。
成長意欲の高い人はベンチャー企業や一点物を作る工場など同じ意識を持った組織に入るべきですし、仕事は決まったものを黙々としたいタイプの人であれば量産工場や事務職を選ぶべきです。

自分に合った仕事見つけるには自分の長所・短所を理解し、それに合った企業を見つけなければなりません。
自分でそれが出来る人もいれば、自分では気づけない人もいます。
BRICSでは職業相談で「なぜ転職したいのか」「なぜ今の職場ではだめなのか」等のカウンセリングを通してその人に合った仕事を紹介していますので、転職したいけど悩みや迷いを抱えている方はお気軽にご相談ください。

カテゴリー:TOPICS, 人材派遣事業部
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