
身近な問題「貧困」
「貧困」という言葉はアフリカ諸国など発展途上国の問題と思われがちですが、日本でも貧困は社会問題となっています。
貧困は大きくわけて2つあります。
1.絶対的貧困…必要最低限の生活も送ることができない状態。発展途上国の問題はこちらですね。
2.相対的貧困…生活などで自由に使えるお金が国内の平均(等価可処分所得)の半分に満たない状態。今の日本が抱えるのがこの相対的貧困です。
日本の平均所得は2012年時点で約537万円となっていますが、等価可処分所得は約244万円です。つまり日本での相対的貧困は122万円以下の所得の世帯です。
そして日本人の約16%(6人から7人に1人)の人が相対的貧困、122万円以下の収入で生活していることになります。
特にシングルマザーの2人に1人以上が相対的貧困であり、深刻な社会問題となっているのです。
70歳以上の高齢者も約26%(4人に1人)が相対的貧困に該当します。
公開日:2019年5月28日
カテゴリー:TOPICS