
栄養ドリンク?エナジードリンク?
「これから頑張るぞ!」って時や、「疲れた~」という時に栄養ドリンクを飲むことがあると思います。
コンビニにも多くの種類が並んでいますが、『栄養ドリンク』と『エナジードリンク』の違いを理解して飲んでいますか?
似てるようで実は全く違うものですので、しっかり覚えておきましょう。
■栄養ドリンク
コンビニでは入口の小さい冷蔵スペースに置かれています。
栄養ドリンクは薬事法で規定される「医薬品または医薬部外品」に分類されます。
そのため有効成分の表記が可能で、「滋養強壮」「栄養補給」といったフレーズも使用することができます。
テレビCMでお馴染みのリポビタンDやアリナミンVなどが該当しますね。
成分の違いとしては肝臓の働きを促す『タウリン』の使用が許されています。
また医薬品とそれに準ずる商品ですので、成分の配合量の表示義務があります。
■エナジードリンク
コンビニではお茶やジュースの近くに置かれています。
エナジードリンクの扱いは「清涼飲料水」とされています。
タウリンの使用ができないことで代用成分として『アルギニン』を使うものが多いです。
アルギニンはアミノ酸の一種で、血流改善・成長ホルモン分泌促進などの効果があります。
なおビタミン類、朝鮮人参、ローヤルゼリーなどの成分はエナジードリンクでも使用可能です。
特に「ビタミンB」は代謝を助ける働きがあるため、疲労回復に役立ちます。
このビタミンBは人体に貯めておくことができないため、エナジードリンクや栄養ドリンクからの補給は効果的といえます。
■使い分け
栄養ドリンクは「滋養強壮」「栄養補給」が主な使用目的です。
風邪をひいた時や、体力を消耗したときに効果が期待できます。
睡眠前などに摂取すると更に効果的です。
エナジードリンクは「リフレッシュ」「気分向上」に使えます。
カフェインが入っていて、かつ飲みやすい味に調整されていますので、コーヒーが苦手な人でも気軽にカフェインを摂取できます。
ビタミンBも栄養ドリンクと同じく入っていますので、やる気を出すときに飲めば効果が期待できます。
ただし、カフェインの過剰摂取はかえって体調を悪化させることがあります。
最近は飲みやすいエナジードリンクが増えていますが、飲用はほどほどにしましょう。