
ドラム缶 2021年10月6日
皆さんどうも、モノづくり事業部です。
今日はドラム缶について紹介したい思います。
ドラム缶は1900年にヨーロッパで金属製の樽が生産され、
1903年には米国のコークラン・シーマン夫人によって
現在とほぼ同じ規格の55ガロン(約204ℓ)されました。
日本では、1927年に使用が開始され、
1929年に200ℓ缶の生産が量産されています。
主に石油製品の運搬に使われていたドラム缶ですが、
本来の使用方法の寿命は3年。
使用後は解体してリサイクルもされますが、
本来の使用用途とは違った2次的な利用が幅広く行われる
人気者です。
産業廃棄物等を詰めて保管したりゴミ箱に、
五右衛門風呂を模して浴槽(ドラム缶風呂)に、
運動会で応援団が太鼓として、
燻製作りの窯やバーベキューの炉、
簡易焼却炉にするなど、
日本では家具に加工して販売する店もあるようです。
海外では、胴板を平らに伸ばしてトタン板代わりにして
建築に使う例もあるみたいですね。
一風変わった使用例としては2016年にガンビアで行われた大統領選挙では、
ビー玉(投票用紙に代わるもの)をドラム缶(投票箱に代わるもの)
に入れる手法で投票が行われました。
ドラム缶を発祥とする打楽器、スティールパンというのも
あるようですね。
仕事から日常生活まで、幅広く活用されているドラム缶。
次はどんな使い方がされるのか、楽しみにしています。
では、今日はここまで
公開日:2021年10月6日
カテゴリー:TOPICS